壁タイルを貼る
壁タイルは接着剤で貼るだけで壁紙やペンキとくらべて失敗することが少ないです。カラーバリエーションや柄も豊富なので、簡単にお家のイメージを変えることが出来ます。
用意するもの
必須
- タイル
- タイル用接着剤
- タイル目地材
- ヘラ or コテ(クシ目のものがよい。クシベラとクシゴテ)
- メジャー
- 鉛筆(壁に目印をつけるもの)
- タイルカッター or タイル切断機
あると良い
- バケツ
- 目地スペーサー
準備
タイルを貼る壁の横幅、高さを測定し面積を計算します。必要なタイルの枚数を数えるためです。
タイルを下から敷き詰めずある高さから上に貼ろうとしています。貼らない部分の下からの高さを計算して、鉛筆などで印や線をつけます。
また、地面から垂直な縦の線を書き記し、タイルの高さに合わせて地面から平行な横の線を加えていくことで、タイルを貼るためのガイドラインになります。貼り方に不安がある場合や少しタイルをずらしてはってみたいなど、貼り方によってはガイドラインをしっかり書き込む必要があります。
下地調整を行う
壁紙に直接貼り付ける場合は壁紙が剥がれないか、汚れていないかを確認します。剥がれそうならタッカーで押し付けるか、剥がしてしまいます。詳しくは徹底解説! 壁の下地処理のまとめを見てください。
接着剤(セメント)を練ってコテに取り出す
接着剤は直接壁に塗りつけて伸ばすタイプ、一度バケツに取り出すタイプ、タイルに接着剤をつけて貼り付けるタイプなどがあり、それぞれ取扱説明書を読みましょう。
接着剤をクシ目ゴテで塗っていく時は、①接着剤を大まかに塗りつけ、②それをならすように二度塗りするイメージを持ちましょう。
コテを45度に立てて、筋目を描くように塗るのがポイントです。
接着剤が乾かないうちにタイルを貼る
はじめに書き入れた線に沿ってタイルを貼っていきます。
タイルを貼るときは密着させて貼る場合, 隙間を空けて貼る場合 があります。
貼り付ける際はタイルをしっかりと押し当てて圧着させます。
隙間を開けて最後に目地仕上げする場合は、爪楊枝1本分程度の間隔を空けて貼っていきます。この間隔を綺麗に統一して開けたいときは専用の補助工具としてスペーサーを使います。
接着剤がついた面にひと通りタイルを貼っていったら再び残りの面に接着剤を塗ります。
隙間のサイズにあわせてタイルを切る
壁際までタイルを貼ったらタイルのサイズが合わなくなります。そこでタイルをカットする必要があります。
実際にタイルを当てて、カットする長さを鉛筆でメモします。
タイル切断機で切断します。
なお、タイルの材質によってはディスクグラインダーなどを使ってカットする必要がある場合もあります。
タイルカッターでカットする場合は定規を使ってタイルに直線上の傷をつけ、裏面を金づちなどで叩いて割ります。
ぴったり残りの領域にはまりました。
残りの面も同様に
同様に、左右両端の箇所もタイルを切断します。
乾燥させる
全部のタイルを張り終わったらスペーサーを外して乾燥させます。約1日程度で固まります。
目地仕上げ
必要があれば隙間の部分に目地材を塗りこんでいきます。
目地材はゴムヘラなどで隙間に刷り込むようにします。
はみ出した部分を乾いたウエスで拭き取ります。
完成
最後に、接着剤や目地材が乾いたあとに拭き残した部分などを拭き取ります。

