珪藻土を塗ってみる
珪藻土は調湿、脱臭効果があり健康素材として注目されています。水を加えて練って珪藻土を粘土状にしたら壁に塗り広げていきます。 仕上げ段階で模様を入れるなどの工夫もできます。
珪藻土は簡単に塗ることができます。
用意するもの
必須
- 珪藻土
- バケツ
- ペットボトル(2リットルと500mlのもの)
- マスキングテープ
- コテやスポンジ(珪藻土を塗るもの)
- ビニール手袋
珪藻土本体には下地の種類によって商品ラインナップがあるので注意します。
あったほうが良い
- マスク
- コテ板
必要に応じて
- タッカー 壁紙の上に珪藻土を塗る場合はタッカーで壁紙を押さえます
養生する
マスキングテープを使って額縁や廻り縁、コンセント、電気スイッチカバー等を養生します。
下地調整
下地調整は現状の下地の材質や状態によって異なります。詳細は徹底解説! 壁の下地処理のまとめを参照してください。
例としてクロスが貼ってある壁の場合は(1)汚れを落とす (2)壁紙のめくれ・剥がれを補修する (3)タッカーでクロスを押さえる という順番で下地をつくります。
シーラー処理が必要かどうかは珪藻土の製品によっても変わるので注意書きを読みましょう。
壁紙の場合は壁紙と下地のつなぎ(接着)が弱い場合、珪藻土の重みによって壁紙が剥がれてしまうケースがあります。これを予防するためにはタッカーを使って壁紙と下地をしっかりとつないでやることです。クロスの周辺、継ぎ目を重点的に留めます。
動画では砂壁に対して手で落ちる砂を払った後でシーラー処理をしています。
小さなキズ程度ならパテで補修しなくとも珪藻土でカバーできます。
壁紙のキズや浮きは壁紙を一部切り取って対応することも可能。
石膏ボードや合板の溝は専用のメッシュテープを使うとパテや珪藻土が乗りやすくなります。
珪藻土を練る
珪藻土に対して水を規定量より多く含ませるとダメなので、ひとまず水を少なめにして混ぜます。そのあとで適度な粘度になるまで水を少しずつ増やします。
練った壁材は30分以上放置します。大量に練る場合は撹拌機を使いますが、一般家庭では必要なさそうです。
珪藻土を壁に塗る
スポンジを使って壁に塗ります。コテで均一に塗るのはなかなか難しいのですがスポンジならあまり難しくなく塗れます。
左官の仕上げは表面をまっ平らに塗るのは難しいですが、スポンジの凹凸を活かした仕上がりだと見た目も綺麗ですし簡単です。
コテ板がある場合は一度バケツからコテ板に珪藻土を取り出します。
壁材が固くなったら水を加えます。
一度珪藻土が乾いてしまうと連続して塗った時に繋ぎ目部分が不格好になってしまうので、一つの面をなるべく一度に塗ります。
仕上げ
塗りの仕上げ方法によって模様を工夫できるのは珪藻土の魅力の一つです。
スポンジを使う
コテを使う
手形
ラメやビーズ
最後に
マスキングを剥がします。
珪藻土は完全に固まるまで1日程度かかることがあります。部屋の風通しを良くしてやることで早く乾燥します。

