タイルカーペットの敷き方
タイルカーペットの敷き方を解説しています。汚損しても一部だけ取り替えれば良いのでタイルカーペットは人気です。敷き方に技術も不要で、家具を全部どかす必要もありません。
タイルカーペットは敷くだけの簡単施工、色の組み合わせられる、汚損してもその箇所だけ交換すればいいなど、メリットが非常に多いです。唯一通常のカーペットに比べ、金額が高いことが難点です。
資材・工具
- タイルカーペット本体
- カッター
- サシガネ
- メジャー
- カーペット施工用テープまたはカーペット固定用シール
タイルカーペットの糸くずをはらう
製品によってはカーペットの糸くずがついているので先になるべく払い落とします。
タイルカーペットの向きを確認し、並べ方を決める
タイルカーペットには向きがあります。(ないものもあります)
裏側に矢印があります。これがタイルカーペットの方向です。
タイルカーペットの方向をどのように組み合わせてならべるかでいくつかの並べ方が存在します。
市松貼り(1/4 Turn)
並び合ったタイルをそれぞれ入れ替えていく貼り方で最もポピュラーです。
基本的には迷ったら市松貼りが無難でしょう。
流し貼り
Monolithicは流し貼りといいます。
アシュラー貼り
カスタム
柄や貼り方を組み合わせたパターンです。タイルカーペットはこういった自由度が高いので柄や色合い、貼り方を工夫してオリジナリティあふれる床を演出できます。
部屋の中心から始める
壁際ではなく部屋の中心から貼り始めます。ある程度アバウトで構わないので中心を測って割り出し、そこを基準点とします。基準点にあわせてタイルを4枚配置し貼り付けます。
動画ではシールを隅の部分に貼っていますが、両面テープだったりタイルカーペットの中央部にシールを貼ったりある程度自由で構いません。
中央部に4枚配置しました。
あとは図のような順番で4分割した1面を先に貼っていきます。
隙間があかないように慎重に貼りましょう。
壁際の隙間にはタイルカーペットをカットして配置する
壁の間が中途半端に開いた箇所はまずタイルを配置してサシガネか定規を使って必要なサイズを測定します。
次にボール紙のような適当な台座の上で測っておいたサイズの通りタイルカーペットをカットします。
このとき裏面を上に来るようにしてカッターで裏面を切っていきます。
もちろん配置したときの方向があうようにカットしましょう。
切り込みを入れたら折ってクセをつけます。
今度は表に返してクセにあわせて軽くカットすれば綺麗に切断できます。切りづらい場合はハサミで切りましょう。
あとはサイズ通りになったタイルを配置します。
柱や戸・サッシの出っ張りに対しても同様に切り込みますが、切り込みを入れてクセをつけてカットすることも有効です。
ポイント
初心者で不安がある方は正確に部屋の寸法を測り、タイルの大きさ・面積を考慮してどのように並べれば確実か考えましょう。一度紙に間取りを書き、タイルを配置していくと何枚必要か、何枚切る必要があるか計算すれば確実です。結局は座標に正方形を敷き詰めるだけの話なので慎重にやれば難しいことはありません。

