差し入れ文化
職人が働く現場では誰か一人が皆の分のコーヒーを買ってきて雑談しながら休憩する文化があります。また、元請けや施主が現場に顔を出すときに差し入れを持っていくことも多く、職人にとっては、その気持ちが嬉しいものです。必須というものではありませんが、職人とのコミュニケーションを取ることでトラブルを未然に防ぐこともできますし、職人のやる気アップにもつながるでしょう。
差し入れのタイミング
差し入れは休憩時間に合わせ持っていくのが良いでしょう。
休憩は以下の時間に取るのが一般的です。
- 9:00 始業前(作業の打合せを兼ねています)
- 10:00 小休止
- 12:00 昼休み(1時間)
- 15:00 小休止
始業前は作業の打ち合わせを兼ねていますし、12時の昼休みは食事に行くので、差し入れをするなら10時もしくは15時の小休止の直前がベストタイミングでしょう。
職人が喜ぶ差し入れは?
缶コーヒーのCMで職人が休憩時に飲むシーンをよく見かけるように、缶コーヒーは差し入れの定番です。
しかし体が資本の仕事であること、比較的年配の職人さんだと糖尿病を気にして甘い缶コーヒーを避けることがあります。
職人さんが複数いれば、午前の休憩にお茶・コーヒーを1つずつ渡してあとは好きなよう調整してもらうのが無難です。
ひと味ちがう差し入れを
多くの現場では普段からコーヒー・お茶が中心なので、それ以外もものでもう少しグレード感のあるものや意外性のあるものだとより喜ばれます。
コンビニコーヒー
冷凍ペットボトル
肉まん
レッドブル
リアルゴールド
避けた方が良いものは?
ポテトチップスなど手が汚れるお菓子
甘いもの・和菓子
高そうなカステラなどは断りづらいわりに口に合わないこともあります。
とくに年配の職人さんに甘いもの全般を差し入れる際には注意しましょう。
手の込んだ手料理
まとめ
いかがでしたでしょうか?
職人さんからすると差し入れをもらうこと自体が嬉しいものなので、あまり細かい点まで気にする必要はないと思いますが、その日の気温や訪問する時間帯を考慮して、自分が逆の立場で貰ったら嬉しいものを考えて差し入れると、喜んでもらえるのではないでしょうか。
また、ものだけでなく、「お疲れさま」「ありがとう」とねぎらいや感謝を言葉に出すと、より一層気持ちが伝わるでしょう。職人さんは仕事を素直に評価してもらうことが一番喜びます。「家が新築みたいに綺麗になった!」 のようなセリフが一番心に響くのです。

