はじめに
異音が出るようになってしまったモニター付きインターホンの交換方法を解説していきます。
モニターのない、受話器のみのインターホンも同様の手順で交換できます。
工事をするには第二種電気工事士資格が必要です。
25,000円程度で新規交換ができ、特に女性やファミリーの入居者からの印象がぐっと良くなりますので、賃貸物件のオーナー様も入居募集の際に検討してみると良いでしょう。
本体表面か背面に品番表示があります。
交換の際には、メーカーに問い合わせて品番を伝えると、互換性のある製品の品番を教えてもらえます。
問い合わせのひと手間で品番の発注ミスをなくせるので、必ず問い合わせましょう。
作業手順
- 既存のインターホン親機(室内機)を取り外す
- 既存のインターホン(室外機)を取り外す
- 新規のインターホン親機(室内機)を取り付ける
- 新規のインターホン(室外機)を取り付ける
既存の機器と新規の機器が繋がらないように、この手順で行います。
作業を開始する前に、電源コードを扱うのでブレーカーを落としておきましょう。
既存のインターホン親機(室内機)を取り外す
それではさっそくインターホンの室内機の外し方からはじめましょう。
まずは素手で本体をぐっと押し上げます。
すると、取付け金具から、コードが繋がった状態で取り外せます。
電源コードが取り外せました。
配線を外す
続いて、配線材を外します。
既存のインターホン(室外機)を取り外す
続いて、玄関の外にある室外機を取り外します。
これで室内機→室外機の順に取り外しが終わりました。
インターホン親機(室内機)の取り付け方
取り付けの際も同じく室内機から先に取り付けていきます。
配線材の先を露出させる
配線の接続
続いて、配線材を接続します。
インターホン(室外機)の取り付け方
最後に室外機を取り付けていきます。
枠を壁に取り付ける
次にこの枠を壁に取り付けます。
できるだけ、既存のビス穴を再利用したいのですが、今回は既存のインターホンと規格が異なるため、新規のビス穴を開けます。
本体端子に配線材をつなぐ
続いて、本体裏面の端子に配線材を接続します。
穴の補修(必要に応じて)
既存のインターホンのために開いていた穴をコーキング材で埋めます。
ブレーカーを上げて動作確認を行い、問題なければ作業完了です。
作業のまとめ
以上のようにインターホン交換は専門工具もさほど必要なく一見簡単な工事ですが、漏電の恐れや感電のリスクがあるため、専門性を必要とする工事です。
実施する際は資格を取得したうえで安全に留意し、作業を行いましょう。

