今回の記事では複数の棚を繋げてキャットウォークを作成します。キャットウォークとは猫が歩けるほどの板や棚を壁に取り付けたもので、ペットを飼っている方に人気のアイテムです。
基本は棚や板を壁に取り付けるだけなのでそれほど難しい施工ではありませんが、耐荷重量を考慮して取り付けないと棚が転落するなどの恐れがあります。
図面の確認
今回の施工では図面が用意されていましたので、それの確認を行います。
図面に記載されている数字(高さ、幅など)と実際に取り付ける壁の幅を測定しながら、図面の通りに取り付けて問題ないかを確認します。
仮の位置を決める
メジャーとレーザーを使用しながら計測し、印を付けたい箇所にマスキングテープを貼り付けます。
棚にビスの下穴を開ける
今回の棚ではarne社のウォールボックス・L字ラックを使用します。既製品の場合は取り付け金具が既にありますが、耐重性を増やして取り付けたいのでこれを外します。
棚にテープを貼る
今回取り付けようとする棚は固定用ビスを取り付けると、構造上壁と棚の間に隙間が空いてしまうので、固定部分にベニヤを両面テープで貼り付け、隙間を埋めます。これをすることで、棚を固定しようと本締めしても棚が破損することなく取り付け可能です。もしも取り付け予定の棚の構造上、スペースが発生しないなど、この作業が不要でしたらこの工程は飛ばして構いません。
棚を取り付ける
レーザーを再度使いながら、取り付ける位置に棚をあてがい、位置を再度確認します。
壁に穴を開ける
位置を決めたら、穴をあけます。壁にはあくまでも目印を付けるだけなので少し穴が開く程度で構いません。
ボードアンカーの取り付け
壁にそのままビスを打つと、棚の負荷重量が重くなった際にビスが抜け落ちて棚が落下する恐れがあります。そこで耐荷重量を高めるためにボードアンカーを取り付けます。
棚の設置
目印を付けた箇所にすべてボードアンカーを取り付けたら、固定したボードアンカーの位置を確認しながら棚をあてがい、固定用ビスを締めます。ここでは仮締めをしてください。
遠目から取り付けた棚を確認し、傾きなどがなければ、棚を軽く持ち上げたり、叩いて修正してください。
最後に固定用ビスを本締めしてください。
以上の手順を取り付け予定の棚全てに施工していきます。
キャットウォークの事例

