賃貸物件人気・必須の設備とアイテム傾向と対策を考える

大家さん向け

ざっくり言うと
  • 24時間ゴミ出し可能なゴミ置き場、宅配ボックスなどが人気
  • 和式トイレ、バランス釜、エアコンがない等は極めて厳しい
  • 想定される入居者のライフスタイルにあった設備を充実させるのが王道

ニーズのある設備は何か

空室対策に悩むオーナーにとって、入居者が望んでいる設備を提供することが重要です。物件ごと個別に不足点や弱点、テーマを意識しながら設備の補強を判断することが重要ですが、市場調査や意識調査などの統計も判断には役立ちます。

多少家賃が上がっても欲しい設備・仕様


出典: (株) リクルート住まいカンパニー 2013年 首都圏賃貸住宅市場における入居者ニーズと意識調査

ゴミ置き場

リクルートが行った統計によると、居住者が最もニーズを感じているのは設備は24時間使用可能なゴミ置き場でした。

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道路側の敷地にスペースがあるなら設置を検討してみてもよいでしょう。

収集庫を設置しなくても大型のバケツ(ペール)を複数個敷地内に置くこともできます。

宅配ボックス

次に人気が高いのは宅配ボックスです。これは単身世帯・ファミリー世帯の双方から広く支持されています。

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    集合住宅などによくみられる設備で、 不在時に配達される宅配便などを一時的に保管します。
    受取人は、暗証番号を入力することにより、後で荷物を受け取ることが出来ます。
    近隣の方に預かってってもらったり、再配達を依頼したりする手間などを省くことが出来ます。
    宅配ボックスを設置する事で、利便性が上がり、入居率アップにも繋がります。
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当然戸数によって必要サイズも変わりますが、10万円前後〜の代物なので利便性重視の入居者を引き込むにはうってつけでしょう。
amazonや楽天などのECサイトの普及はもちろん、個人間売買が手軽にできるアプリも認知度を高めているのでインターネットリテラシーの高い若者世代をターゲティングする上で差別化になります。
また、配達員と顔を合わせたくないという女性ユーザからも希望されるアイテムです。

次に引っ越す時も絶対に欲しい設備・仕様

出典: (株) リクルート住まいカンパニー 2014年 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査

次は多くの居住者が必須アイテムと感じている設備です。
エアコンは近年はだいぶ備え付けになっていますが、地方では未だにエアコンを居住者がつけるものと捉えている方もいるようです。

ただ、この調査では利用経験率も併記されていますが、エアコンの利用経験率は96.1%に対して絶対ほしいと感じているユーザは71%です。ということは2割ほどの居住者はエアコンを必要としていないとも考えられます。
気候によっては夏も過ごしやすかったり、人によってエアコン嫌いな方もけっこういるのでしょう。(とはいえやはりエアコンは設置すべきでしょうが)

また、調査ではこの利用経験率絶対欲しいと考える率が約20ポイント程度離れたものが多いのですが、宅配ボックスと無料インターネットは数値の乖離がほとんどありませんでした。この資料からは推定になりますが、利用満足度が高く入居維持に役立つと考えられます

設置された物件に住んだことはないが次回引っ越す時に欲しい設備・仕様

出典: (株) リクルート住まいカンパニー 2013年 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査

無料インターネットというのは建物が光回線工事済みというわけでなくインターネット環境自体もマンションによって提供され、居住者が個別にNTTなどと契約せずに無料もしくは安価にインターネットが使える環境です。利用者の負担分をオーナーが負担することになりますが、他物件との差別化ポイントとなるので導入もありでしょう。稼働率が高いと一室当たりのコストも安くなるので、入居者が個別に契約するよりもトータルで安上がりになります(契約会社によります)。

ただし空室率が高い場合はオーナーの負担固定費が増えることになるので注意も必要です。

住むのをためらうマイナス点

出典: (株) リクルート住まいカンパニー 2013年 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査

最後に、入居を決める際に内見で思わずためらってしまうポイントです。

和式トイレが引き離して1位になりました。今後も一定の家賃収入を獲得したいなら、流石に和式を洋式に変更する工事は行ったほうがよいかもしれません。相場では20〜40万円程度の費用がかかります。

一方で便座の黄ばみ風呂の黄ばみ風呂の鏡が錆びているなどは清掃やわずかな修繕費で解消可能なのでもったいないポイントです。
また、ここには出ていませんが内見時にトイレや洗面台の排水口からの臭気が気になることがあります。これは排水トラップに溜まるはずの水が蒸発して、下水の臭気を塞いでいないときに生じます。水を流してやって、ラップなどをして蒸発を防ぐようにします。

このぐらいのことは大家さんが意識をして自分で変えていくことで物件の価値は高まっていくでしょう。

バランス釜

最近ではあまり見なくなりましたが風呂釜の脇に給湯器があり、これをガチャガチャと回すことでお湯が出る仕組みです。グラフの順位は低いですが認知されていないか遭遇しないだけでマイナス点としては順位以上のものがあるでしょう。

ターゲットを意識した施策を

資料ではすべてが一つの母体になっていますが、物件がどのユーザ層(年齢、性別、家族構成、職業、収入等)を主ターゲットにしているかを意識して、そのユーザに受け入れられるように設備を選んでいくのが重要です。もっと詳しく検討したい方は他の資料やアンケートを取り寄せたりして顧客心理に歩み寄る努力から始めてはいかがでしょうか。

引用元

人生が変わるリフォームの教科書 片づけなくても片づく住まいに

人生が変わるリフォームの教科書 片づけなくても片づく住まいに

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