今回はウッドデッキの取付施工を取材しました。今回扱っているのはDIY用のものなので、頑張れば個人の方でも材料を入手・施工するのは可能です。ただしデッキを水平にする方法や高さの調整などの点でプロでないと難しい点もあります。
part1ではデッキの土台となる束石を固定するところまで紹介します。
今回は東京・埼玉を中心に総合リフォームを行っているエル・リフォームさまのご協力で現場を取材しました。
※取材にあたり掲載料・取材費等のやり取りは一切ありません。
施工前の状況
このような庭のリフォームでは芝を敷いたり砂利を敷き詰めたり、雑草が気になる場合はレンガ敷きの庭にするのが好まれるようです。
掃き出し窓から地面までの段差が少し高かったのでウッドデッキを設置することで室内から庭に段差なく出入りを可能とし、庭のスペースを有効利用できます。
一方で、今回使っている建材は木材に合成樹脂を混ぜたものですが普通の木材を使うと経年劣化で4,5年経つと日焼けして木が色あせてくる(白っぽくなる)などのデメリットもあるので、施主の方はこだわりたいポイントや外観の兼ね合いからエクステリアのリフォームを選んでいくと良いでしょう。
準備・材料
施工の注意
今回はDIYでも使えるウッドデッキのキットを使用しています。ただしDIY用とはいえ、やはり傍目から見て施工は難しいものです。もともと趣味で日曜大工をやっていたり多少知識のある方でないと施工は厳しいかもしれません。
資材
その他に束石を固定するセメントが必要です。
工具など
あとは電ドラ、丸ノコなどおなじみの工具ももちろん用意します。
庭の清掃、レンガの撤去
束石の配置
地面に束石(ピンコロ)を配置します。束石を地面にセメントで固定し、それが土台となって上にウッドデッキが乗ります。したがって基本的に等間隔・平行・垂直に配置されるよう長さを図ります。
なお、このブロック自体を水平に配置することはかなり難しいのでこの上に来る木材の高さを微調整することで最終的に水平にします。
モルタルを作る
次にブロックが地面から動かないようにモルタルで支えます。まずはセメントに水を混ぜます。
セメント25kg(一袋)を容器に入れ、水を少し混ぜて撹拌機で混ぜます。ドロドロになったら川砂3袋を3回にわけて混ぜ、途中水が足りなくなったら少しずつ継ぎ足します。
モルタルを流し込む
この作業を9つの束石すべてで行います。
防草シートを敷く
ウッドデッキ下に雑草が生えないように防草シートを敷きます。これは日光を通さず光合成を抑制するだけなので薬品や化学物質を使わないで済みます。
束石の設置まで完了
では次回から束石の上に構造木をのせてウッドデッキを組み立てていきます。
後編はこちら!

