下地に路盤材と砂を敷き、その上にレンガを並べていく砂ぎめ工法(サンドクッション工法)をご紹介します。この方法だとモルタルを使う必要がなく、やり直しもできるので、初心者にも簡単に挑戦できます。
必要なもの
使用する材料
- 敷きレンガ
- 路盤材(砕石)6cm
- サンドクッション 川砂 2~3cm
- けい砂(目地に入れる砂)
使用する道具
- スコップ
- クワ
- タンパー
- スクラップの2×4材(砂をならす用)
- ゴムハンマー
- 水平器
- レンガタガネ(レンガを割る時に使う)
- ハンマー(レンガを割る時に使う)
- ホウキ
- ホース
- テープメジャー
作り方
1 材料の計算とデザインの決定
最初にガーデンパスを敷く面積を算出します。それを元に必要なレンガの数を割り出します。
サンドクッションとなる川砂の厚さは約2~3cm、路盤材(砕石)の厚さは6cmです。それぞれガーデンパスの面積から必要な量を計算してください。
レンガを並べるパターンは何種類もあります。ヘリンボーンやピンホイールなどのパターンにすると、レンガを半分に割る必要が出てます。レンガを割る場合はレンガタガネとハンマーを使いますが、初心者の場合はなるべく半端レンガを割る必要のないパターンを選ぶのが得策です。
、 ###2 地面を掘り下げる スコップで地面を掘り下げます。穴の深さは、レンガの厚み+川砂の厚み+路盤材の厚みとなりますが、レンガを置いた時の高さは、周りの地面より若干高くなるように設定します。全体的に平均した深さで穴を掘り、タンパーでよく固めます。3 路盤材を敷く
路盤材の砕石を敷きます。ガーデンパスの使用頻度やその土地の水はけによって、6cm程度の厚さにならします。
均一に砕石を敷き詰めたら、再びタンパーを使って突き固めます。
4 川砂を敷く
川砂は砕石が見えなくなるように、2~3cm程度の厚さにならします。スクラップの2×4で表面が平になるようならします。砂を多少湿らせておくと、作業がしやすくなります。
注 写真では仕上がり位置に木枠を置いていますが、家庭用のガーデンパスならここまで厳密にする必要はありません。
5 ボーダーはレンガを縦に置く
いよいよレンガを敷いていきます。ガーデンパスの両端の一列はレンガを縦に置きます。縦に置いたレンガはボーダーの役割をしてくれ、砂がレンガの間から流れてしまったり、使用によりレンガが横ずれするのを防いでくれます。
レンガとレンガの間は隙間なく、ぴったりと並べて行きます。砂の上にレンガが落ち着くように、ゴムハンマーを使ってレンガを軽く叩きます。レンガを数個並べたら、水平器を使って平に並んでいるか確認してください。凹凸がある場合は、浮いているレンガをゴムハンマーで叩き、揃えていきます。
6 レンガを並べる
デザインに従って、端からレンガを平に並べていきます。この作業中に、砂の上に乗らないように注意してださい。またレンガを置く時に、斜めに下ろしたり砂の上であちこち動かしていると、せっかく整えておいた下地の砂をえぐってしまいます。レンガは真上からそっと平らに下ろし、砂の上で動かすのは最低限におさえてください。
ステップ5同様、レンガをいくつか並べたら、水平器を使って水平に並んでいるか確認します。凹凸がある場合は、浮いているレンガをゴムハンマーで叩いて揃えます。作業中に細かくチェックすると良いでしょう。
7 けい砂を目地に入れる
レンガを並べ終えたら、仕上げに目地に砂を入れます。サンドクッションの川砂が残っている場合はそれでも大丈夫ですが、もっと細かいけい砂を使った方がきれいに仕上がります。乾いたけい砂をレンガの上に敷き、ホウキを使って目地に詰め込んでいきます。隙間がしっかりと埋まるよう丁寧に詰め込みます。
最後に、レンガの上に残ったけい砂を洗い流すために、ホースで軽く水をまきます。水をまくことで砂の中の空気が押し出され、細かい隙間にも砂が入り込んでいきます。必要なら再びけい砂を詰め込む作業を繰り返します。
8 完成です!
素敵なレンガのガーデンパスが出来上がりました♪

