IHクッキングヒーターの取り付けを解説しています。もともとガスコンロがあった位置に取り付けようとすると枠のサイズが合わずうまく取り付けられないことがあります。その場合はキッチンのステンレス枠を切ってサイズをあわせる必要があります。
取り付け前の状態
取り付け前はこのような状態です。
ここにIHクッキングヒーターを取り付けますが、そのまま置いてみたところこのように若干サイズが合わない状態でした。
現場ではこのようにIHのサイズがぴったり合わないことがあります。そもそもコンロがキッチン幅を超えてしまうほど大きいと取り付けはできませんが、この程度の誤差であれば枠を削ることで対応できます。
枠を切断する
マスキング
おおよその切断長を測って、それに沿って切るべきラインにマスキングテープを貼ります。
グラインダーの円盤をセット
グラインダーの円盤をセットしてください。
グラインダーの詳しい使い方はこちらを参照してください。
切断する
写真のように火花が飛び散るので手袋・ゴーグルは必須です。
角の部分を切り過ぎないように注意します。
切断面と切断した鉄くずは鋭くなっているので、手を切らないよう注意します。
仮置きしてみる
これで仮置きしてみましょう。今度は問題なくIHヒーターが納まりました。納まりが悪ければもう一度切ります。
枠の支えを補強する
テープを剥がします。
当て木をする
ここで切った枠の下にこのような当て木をしていきます。適当なサイズの角材を用意し、枠の長さに合わせてカットしてください。
枠にそのまま取り付けるとIHヒーターの重みがキッチン枠にかかって中央部分が年月とともに歪んで下がってくるおそれがあります。そのため当て木で補強して枠が歪むことを防止するわけです。
あとは中から適当な部分にビス止めしておきます。ビス止めが難しいなら両面テープや接着剤でもある程度効果はあるでしょう。
施工完了
取り付け終わった様子です。
今回はIHクッキングヒーターの取り付けでしたが、設備の取り付けでもともとの枠に収まらず切断する必要がある場合に共通して対応できるでしょう。

