コンクリートのヒビ割れ・亀裂を修理する施工を解説しています。クイックレベラーで亀裂の深い部分まで補修材を浸透させた後、アースシールで表面を仕上げていきます。どちらも20分程度で乾燥します。
資材・工具
- クイックレベラー
- 養生テープ
- アースシール
- スクレーパー
- ほうき(撫刷毛)
- 地ベラ
屋外施工では撫刷毛・地ベラなどは汚れるのでクロス施工のものと分けたほうがよいかもしれません。
クイックレベラーとは
室内の床部分、屋外ともに使えて防水性の高いモルタルパテの一種です。クイックレベラーのほうがアースシールに比べ粒子が細かくクラックの深い箇所まで浸透するので、クイックレベラーで亀裂の深い部分まで埋めた後アースシールで仕上げています。
下準備
亀裂の中のゴミや小石を掻きだす
スクレイパーなど先が細くて硬いものを使い間につまっている枯れ葉や小石を取り出します。
ゴミをはらう
パテを塗ったときに細かなゴミが混ざってはいけないので適当なハケやほうきで払っておきます。
養生テープを貼る
亀裂部分を囲むように養生テープを貼ります。
クイックレベラーを練る
まずクイックレベラーを水に混ぜて作ります。粉末状のクイックレベラーを適量容器に取り出します。
これに少しずつ水を混ぜて粉末が残らず、ある程度の粘り気になるように調整します。とろみが出て水っぽくなったら水の入れすぎです。
クイックレベラーを塗る
亀裂部分に今つくったクイックレベラーを流し込むか、ヘラですくって塗ります。
上からヘラで平らにならします。
テープを剥がす
塗ったらすぐに養生テープを剥がします。
アースシールを塗る
天気、気温によりますが晴れていればクイックレベラーは20~30分程度で乾きます。乾いたら表面にアースシールを塗ります。アースシールもクイックレベラー同様水を混ぜて練ります。
上からアースシールを流します。
ヘラで均す
先ほどと同じように表面をヘラで均しますが、今度はこれが仕上げになるので極力気泡や凹凸、ヘラの筋が残らないようにします。
これであとはアースシールが乾くまで待ちます。アースシールも15分ほどで乾きます。

