TOTOタンク式ウォシュレット一体型トイレの取り付け方法を解説しています。作業はフランジの取り付け、便器の設置、上部タンクの取り付け、給水管の接続の順に行います。スタンダードな取付施工です。
フランジの取り付け
施工前の状態です。
今回は配管の上にそのまま接続しています。ただしそれだとトイレの位置が悪い(奥が狭い、手前が狭いなど)こともあり、配管の位置を修正する必要があることに注意してください。
フランジを取り付けます。フランジとはトイレと床の配管を接続する器具です。位置を決めたらビス止めします。
このときフランジが曲がっているとトイレ自体も曲がってしまうので、ビス止めする位置の壁からの距離を測って一定にしています。
次に位置決めシートを使って、便器手前側を固定する固定片を取り付けます。
固定片を取り付ける箇所に目印を付けたら、先にビスを打ち込んで目印の位置に穴を開けます。
取り外し、今度は固定片を設置した上でもう一度ビス止めします。
これで便器を取り付ける土台ができました。
便器の取り付け
上から便器をフランジ、固定片の上に置いて曲がっていないか確認します。
床に便器をビスで固定します。
反対側も同様です。
あとは手前側に穴がある場合は写真のようにネジを通して便器と内部の固定片をつなぎます。
キャップが付属している場合、キャップを使ってビス穴を隠します。
水を流してみます。
接続がうまくできていないと水漏れしたり詰まるはずです。今回はそのまま流れていったので問題なく取り付けられていました。
上部タンク、給水管の取り付け
上部タンクを取り付けます。
タンク部分にはこのような突起があるので、これを下の便器の穴に差し込みます。
止水栓、給水管の取り付け
給水管を組み立てますが、接続部分には水漏れ防止のために止水テープを巻きます。
止水テープは5周ほど巻き、少し爪を立てて接続部分の溝になじませます。
右が床に取り付ける方で、左はタンクから伸びる給水管を接続する方です。
止水キャップを外して取り付けます。止水キャップを外す前に必ず水抜き栓を閉めて全体の水を止めてください。
長い間水を出していない場合、水道管内のサビが出てくるので一度適当なパイプをつなぎます。
止水栓を閉めた状態(右回し)で水抜き栓を開放します。
バケツを用意してから止水栓を開放します。
水が流れ出るので、バケツに適当に溜まったら再び止水栓を閉めてバケツの水を流します。
これを出てくる水が濁らなくなるまで繰り返します。今回は4回程度行いました。
給水管を接続します。
マイナスドライバーで止水栓を開放(左回り)します。
あとはウォシュレットの電池、コードを接続して完了です。

