賃貸マンションのクッションフロアを貼り替えました。前回に引き続き、今回は接着剤を床に塗り貼り付けます。継ぎ目はシームシーラーでつなげて、ソフト巾木を貼りました。
前半部はこちら
接着剤を延ばす
接着剤を延ばすのにはクシベラという、先がギザギザになったヘラが便利です。今回はクシの目が細かいものを使っています。
クッションフロアを置いていく
ムラなく塗ったら片方のクッションフロアから貼っていきます。
エア抜き
中央から壁際に向けてしっかり押し付けてください。
反対側も同様に
2枚のCFのそれぞれを半分貼り終えたら今度はまだ貼っていない反対側を貼ります。要領は今と同じです。時間を置いて片側が接着するのを待つ必要はありません。
床糊が余った時
ただし下地が悪くて糊にゴミが混入しているならそのまま廃棄します。
配管に合わせて切る
配管や柱がある場合、パイプの通りにくり抜く必要がありますがまずは切り込みを一つ入れパイプを挟み込むようにして、切り込みを細かく増やしていきます。
配管のまわりの三角形を落としていきます。
壁際をパーキリで切る
パーキリ(フロアカッター)は床と壁に押し当てて際に沿って綺麗にクッションフロアを来ることができる道具です。
パーキリがないときは定規や地ベラを当てて通常のカッターを使うことで代用できます。
細かい面はミニベラなどを使ってカッターで切ります。
重なった部分を切る
壁際を収めたら中央のCFが重なった部分を切りますが、重なった上と下のクッションフロアをどちらも切ります。そのため重なった箇所の中央部分を切っていきます。
あとは継ぎ目の部分をヘラやローラーなどで圧着させます。
シームシーラーで2枚を固定する
シームシーラーは大変強力な接着剤なので、2枚のクッションフロアが完全に密着します。
巾木を貼る
ソフト巾木に接着剤を塗る
壁の端から巾木を貼りますが、入隅では巾木を切って、出隅はそのままつながるように貼ります。
入隅は内側に90度(内角が90度)の部屋の隅で、ここをつなげると巾木がもとの直線上の形に戻ろうとする力で隅が剥がれやすくなります。したがって入隅には切った巾木の継ぎ目が来るようにします。
一方出隅は手前が270度(外角が90度)の部屋の角で、ここは切る必要がありません。逆に切ると巾木の切れ目が目立って、剥がれる原因になる恐れがあります。
やや長めにとるようにして切って貼り付けることで巾木どうしのつなぎ目が目立たなくなり剥がれにくくなります。短く切ると隙間が空き、そこから剥がれてしまいます。
完成
いかがでしたか。張り替えること、糊をひく方法などは大して難しくはなかったかと思います。
クッションフロアの張替え作業で難しい点があるなら、柄や材料をどのように割り付ける(配置する)かです。
例えばCFにはフローリングのように木目の溝があるような種類がありますが、これを貼る際に端で木目の幅が極端に狭かったり、全体でアンバランスになっていると見た目におかしくなります。
床の施工全般に言えることですが、部屋の間取りや壁際の梁などで難易度が変わってくるので、初心者の方はシンプルな長方形側のお部屋から始めるといいでしょう。

