RestorationHardwareのテーブルを真似してみた
1979年に創業されたRestoration Hardware(レストレーション・ハードウェア)は、家具やインテリア用品を中心に扱うアメリカのトップブランドです。歴史的なデザインを大切にした重厚な家具類は、品質とデザイン性の高さで定評があります。
写真のような大きなダイニングテーブルは憧れますが、1800ドルから2000ドルと、ちょっとお高い…。
そういう時はDIYで真似して作ってみましょう!
用意するもの
材木
- 2×8 2本
- 2×10 2本
- 2×12 2本
- 4×4 6本
- 2×4 9本
材木は安定性とコストパフォーマンスから考えると、KD(人工乾燥)済みのSPF材がおすすめです。他にもシダーやホワイトウッドなど、予算と色合いの好みで選びましょう。
その他の工具、金具、仕上げ等
- チップソー切断機
- テーブルソー
- 電動ドリル
- 水平器
- メジャー
- 直角定規
- 一文字タイプのストラップ金具
- L字タイプのストラップ金具
- 木用ネジ、32㎜、60㎜
- 木工用パテ
- 紙やすり #220、#100
- クランプ
- 色つけ用ニス 水性ウレタン マホガニー色
- 仕上げ用ニス 水性ウレタン クリアコート
作り方
1 テーブルの上面を作る
テーブルの上面用の材木をチップソーで切断します。2×8は41インチ(104㎝)で2本、2×10と2×12は、それぞれ81インチ(206㎝)で2本ずつ切断します。切断した材木は切り端に荒めの紙やすりをかけます。
並べてテーブルの裏面には、一文字タイプのストラップ金具で材木を固定させます。ネジを装着する前に、電動ドリルで下穴を付けておくと、木が割れにくくなります。
2 テーブルの脚部を作る
テーブルの脚部は、2×4と4×4で作ります。まず4×4は脚となる4本が28.5インチ(約72.5㎝)、両端の脚を繋げるサポートの2本は38.25インチ(約97㎝)です。両端のサポートの真ん中を繋げるミドルサポートは2×4で88.25インチ(約224㎝)の長さで切ります。
脚部は『相欠き継ぎ』で組み立てます。
まずは、脚の4本に相欠き継ぎの溝を作ります。脚の約9㎝下の部分から、3.5インチ(約8.9㎝)x1.75インチ(約4.4㎝)の溝を作ります。
テーブルソーで4.4㎝よりも若干低めに刃を設定し、大まかに切り込みを入れていきます。(細かく縦に切り込みを入れていくと、くりぬくのが楽です。)
切り込んだ部分から残った木を取り除き、やすりで溝を成形をしていきます。
同様に脚を繋げる4×4のサポート2本にも、3.5インチ(約8.9㎝)x1.75インチ(約4.4㎝)の溝を、両端と真ん中に3か所作ります。
組み立てるとこのようになります。
脚部のサポートの中央の溝には2×4を渡します。
相欠き継ぎの部分は直角定規やクランプを使って角度を保ちながら、電動ドリルで下穴を開け、木工用ボンドと木用ネジ2本で固定します。
3 テーブル上面を支えるエプロンをつける
テーブルの脚部の上部に2×4のエプロンを付けます。
長いサイドのエプロンは81インチ(約206㎝)を2本、両端と中間に31インチ(約78㎝)のエプロンを4本、チップソーで2×4を切ります。
エプロンをネジで固定します。テーブルが傾いてしまわないように、水平器と直角定規を使って、測定しながら組み立てていきます。
脚部の組み立てが終わったら、この状態でニスを塗ります。色の濃さを見ながら必要なら2度塗り塗りをしてください。ニスは十分に乾くまで待ちます。
最後にクリアコートを施します。テーブルの上面は傷つきやすいので、クリアコートは2度塗り、あるいは3度塗りをします。最初のクリアコートが完全に乾いたら、細めの紙やすりで表面を整え、その後に2度目のクリアコートを施します。
4 テーブルの上面もを仕上げます
テーブルの上面を仕上げます。隙間がある場合は木工用パテで埋め、段差が無いよう、必要があればカンナをかけます。細かめのやすりで表面を滑らかに仕上げます。
木くずをきれいに取り除いた後、テーブルの上面にも仕上げのニスを塗ります。色の濃さを見ながら必要なら2度塗りをしてください。前のニスが完全に乾くのを確認してから、2度目を塗ります。
5 テーブルの上面を脚部に取り付ける
両サイドが均等になるよう、メジャーで測りながら位置を決めていきます。位置が決まったら何か所かにクランプをつけ固定します。テーブル上面の下側と、エプロンの内側にL字タイプのストラップ金具を装着し、脚部に固定します。金具は長いサイドには各3箇所、短いサイドには2箇所ずつ設置します。
完成!
ようやく、完成です。
クリアコートは3か月から半年に1度ぐらいの割合で塗り直すと、家具が長持ちします。DIYでテーブルを作るメリットはなんといってもコスト! また、用途や部屋のサイズに合わせて自分にぴったりの大きさ、高さで作れるというメリットもあります。是非挑戦してみてください!

