はじめに
塗り壁は一面単色、無地のイメージがありませんか?少し手間をかけると、柄有りの塗り壁もできちゃいます。
今回はギンガムチェックを描く方法をご紹介します。
必要なもの
- メジャー
- 紙
- 鉛筆
- 計算機
- 長めの定規
- マスキングテープ
- 水平器
- ペンキ2色(ベース用とストライプ用)
- グレイズ
- ローラー
- ローラー皿
塗ってみましょう!
1 デザインを決める
メジャーで塗る壁の高さと幅を測量します。モールディングやベースボードを抜かした、実際に壁を塗る部分だけを測ります。壁の高さと幅からストライプの太さを決めます。
写真のストライプは縦横の幅が30㎝です。縦横の幅は同じである必要はありません。太め細目を交互にしても面白いパターンになります。天井の高さが約240㎝なので、30㎝の横ストライプが8本できる計算になります。
2 下地のペンキを塗る
デザインが決定したら、下地のペンキを塗ります。下地となるペンキは薄目のベージュやグレーがおすすめです。こちらの色は、シャーウインウィリアムス社のパーリーホワイト。少し黄味がかった優しいオフホワイトです。
ペンキは二度塗りします。少なくとも24時間かけて、ペンキを完全に乾かします。
3 デザインを壁に書く
下地塗りが終わったら、デザイン通りにストライプを描いていきます。メジャー、水平器、そして長めの定規を使って、鉛筆で薄く壁に線を引いていきます。
4 横のストライプのマスキングテープを貼ります
ペンキを塗る部分の線の外側にマスキングテープを貼っていきます。まずは横線から。一番天井に近い部分はベースカラーのまま、その下はペンキを塗る部分と、交互になります。ストライプが均一に見えないのは、マスキングテープの幅分がペンキを塗らない部分に入っているからです。
5 ストライプ用のペンキをグレイズ混ぜる
ストライプ用のペンキとグレイズを混ぜます。ストライプ用の色は、シャーウインウィリアムス社のマインドフルグレイ。
グレイズペイントはペイントを薄め、独特の半透明で少し光沢のかかった仕上がりになります。グレイズ2に対しペンキ1で、よくかき混ぜ合わせます。
6 横のストライプを塗る
横のストライプを塗ります。色の濃淡を見ながら必要なら二度塗りをしてください。ペンキがまだ濡れているうちに、マスキングテープをゆっくりと剥がします。マスキングテープをしたままペンキを乾かしてしまうと、ペンキがテープの下に入り込んでしまい、シャープな線ではなくなってしまいます。
7 縦のストライプ
横のストライプを塗り終えたらまた24時間かけて、完璧にペンキを乾かします。次は縦のストライプ。ステップ4と同じ要領で縦のストライプにマスキングテープを貼ります。
ステップ6と同様に、縦のストライプをグレイズを混ぜたペンキで塗ります。縦と横のストライプが重なるところは少し濃くなります。ペンキが乾く前に、マスキングテープをゆっくりと剥がします。
完成です!
24時間乾燥させれば、素敵なギンガムチェックの壁の出来上がりです。乾かすのに時間がかかるので手間はかかりますが、ペンキだけでこんなにオリジナルな壁ができます!

