マンションの柱の横、階段や洗面所の裏などでできてしまう、部屋の中でちょっとだけ出っ張った中途半端なスペース。家具を置くには狭すぎるけれど、そのままにしておくには勿体ない…。そんなスペースに作り付けの棚を作れば、飾り棚、本棚として有効活用できます!
必要なもの
- 棚板用、パイン材 厚み 10 ㎜、幅30㎝
- 受け木&フェースボード用、パイン材(集成材、仕上げ材)厚み 15 ㎜
- 電動ドリル
- エア釘打機 (トンカチでもOK)
- クギ、ネジ 25㎜
- 水平器
- 物差し
- 木工用テーブルソー
- 仕上げ用にペンキ、ニス
作ってみましょう!
壁に受け木を3方取付けて、棚板をのせるタイプの棚です。
1 デザインを考えましょう
まずは棚を作るエリアを測量します。幅は80㎝、奥行きが30㎝の棚で、4段作ることにしました。80㎝x30㎝が棚板の寸法となります。棚と棚の間は35㎝とします。本棚にする場合は文庫本なら15㎝、単行本なら20㎝ー22㎝程の高さが必要となります。何を置きたいのかを考えて、棚の高さを調節しましょう。棚を作る位置を水平器と物差しで測り、鉛筆で壁に線を引きましょう。
本の種類と寸法が出ているので、参考にしてください。
2 受け木を切ります
受け木用のパイン材を、テーブルソーを使って2.5㎝幅に細長く切ります。ガイドフェンスをしっかりと固定して、ゆっくり真っ直ぐ同じ幅で切って行きます。細長く切ったパイン材は棚の寸法に合わせて、切り揃えます。1つの棚につき、80㎝が1本、28.5㎝(幅30㎝から奥の受け木の厚み15㎜を引く)が2本必要となります。
3 受け木を壁に取り付けます
寸法に合わせたパイン材を、壁につけたラインに取り付けていきます。下地センサーで下地の位置を確かめて、エア釘打機で釘を打ち付けていきます。本棚などかなりの重さがかかる場合は、ドリルで下穴を開けた後にネジで固定しましょう。ちゃんと水平になっているか、水平器でこまめに測りながら作業を進めてください。
4 棚板を切ります
棚板用のパイン材をテーブルソーで切ります。受け木を取り付けた後に、棚を置く部分をもう一度測定します。壁が微妙に曲がっていたり、受け木を取り付ける位置が微妙にずれていたりすると、全部の棚が同じ寸法になるとは限りません。
棚板を切り終わったら、受け木の上に置きクギを打ちます。
5 フェースボードを付けます
棚板と受け木が隠れるように、フェースボードを取り付けます。ステップ2と同じ要領で、パイン材を4.0㎝幅に細く切ります。棚木と受け木のつなぎ目を隠すことができ、見た目がすっきりします。
6 仕上げはペンキで
お好みの色にペンキやニスを塗れば完成です。

