バリアフリーな住まいへ
高齢化が進んだ現在、転倒による骨折等、家庭内での事故も増えてきています。長い時間を過ごす我が家だからこそ、バリアフリー対策は欠かせません。
住宅内の事故事故は主に、段差や階段、玄関、敷居のある廊下などで起きています。
工具・資材
- 電動ドライバー
- ねじ
- 手すり材料(棒と金具)
- 下穴用キリ(太さ2.5ミリ)
- のこぎり(必要に応じて)
- メジャー(必要に応じて)
今回は一番シンプルな縦・I字型手すりを例に施工を紹介します。
横向きの手すりを取り付ける場合、長さを調整する必要があるためノコギリとメジャーも必要になります。
施工
取り付け位置を決める
手すりを取り付ける上で最も重要なのは強度がしっかりした構造部分を下地にすることです。
壁は構造部分の木と、表面のボードでできています。ボードのみの部分に手すりを取り付けると、手すりが抜けてきてしまうことがあります。
必ず、構造木にしっかりとビス止めしましょう。
どこに構造木が走っているのか確認するのに使うのが、下地センサーです。
下地センサーをプスプスと壁に刺していって、下地が効いている箇所に刺さると手応えがあります。手を離しても針が抜けなかったら、構造木が走っていると判断していいでしょう。
しかし、取り付けたい場所にちょうどよく構造木が通っているとは限りません。その場合は上のようなベース材を壁に取り付けてから、ベース材に柱を固定します。
取り付ける
柱をベース材、もしくは直接下地にビス止めします。ビス止めはなるべく電動ドライバーで行います。
このとき下地が効いていない箇所にビス止めすると打ち込んでからスルスルっと手応えなく空回りします。しっかり下地が効いているとガガガッという音がしてそれ以上奥に進まなくなります。
完成
完成イメージ図です。

