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ホールソーの種類と使い方

対象読者職人さん

ホールソーとは

ホールソーとは木材や金属板に穴を開ける際に使われる円状の刃です。一般的にはこのホールソーを付属の電動工具に取付けて切削を行います。ホールソーは、配管工事や電気工事の際によく使用されており、水道や電気もホールソーの穴あけ作業によって接続されています。

ホールソーの種類

ホールソーは木材用と金属用の2種類に大きく分けられており、塩化ビニル製の配管も木工用のホールソーで切削することができます。金属用のホールソーは比較的が刃が薄いバイメタルホールソーと、刃が厚い超硬ホールソーに分けられます。

木工用ホールソー

木工用のホールソーは一般的に薄い円状の異なる口径の刃が複数枚付いており、刃は小さく刃数も多いのが特徴的です。切削の大きさは直径25mm~60mm程度で大きさの刃があり、目的の大きさに合わせて穴をあけることができ、穴あけの厚さはだいたい20mmから40mm程度のものが一般的です。

切削時の注意点

インパクトドライバーを使用する際はインパクト用のホールソーを使用するようにしましょう。インパクト用でないホールソーを使用してしまうとインパクトの際に刃部や本体が破損する恐れがあります。

バイメタルホールソー

バイメタルホールソーではハイスと呼ばれる高速度鋼を使用しており、鉄鋼の中では最も硬度が高く、耐摩耗性にも優れており、切削工具などの高速加工が可能です。また、サイズの種類も非常に多く、幅が15~125mm程度まであります。さらに、バイメタルホールソーは靭性にも優れており、刃が欠けることなく切削を行うことができます。最近では刃の薄さが0.5mmの極薄の刃のものもあり、より精度の高い切削を行うことができます。

用途

軟鋼、鋳鉄、ステンレス、アルミ、プラスチック

超硬ホールソー

超硬ホールソーは、超硬合金を使用したホールソーです。この超硬ホールソーは刃が厚く、硬度も非常に高いため、ステンレスや鉄板、厚い鋼板なども容易に切削することができます。また、サイズの種類は口径が15~50mm程度まであり、耐摩耗性にも優れているため、比較的大刃の消耗も少ないのが魅力です。センターのドリル部分にバネが付いているのは切削後に削りかすがホールソーにはまってしまうのを防ぐ役割があります。

用途

ステンレス、鉄板、厚い鋼板

回転速度の上げすぎに注意する

ハイスや超硬が耐摩耗性に優れているといっても、金属の切削加工の際に回転速度を上げすぎてしまうと刃が空回りし、熱で刃が摩耗してしまいます。したがって、大きな穴をあける際はできるだけ回転数を落としたうえで、切削油を塗布しながら切削していくようにすると耐久性も上がり、安全かつ効率よく作業を行うことができます。

その他のホールソー

多段式ホールソー

この多段式のホールソーは先端から根元に従って口径が大きくなっているため、1本のドリルで様々なサイズの材料の切削ができます。また、刃の角度が緩やかになっているため、穴をあけるのと同時に面取りを行うことができます。

用途

非鉄金属、木材、プラスチック

ホールソーの使い方

今回は着脱式のホールソーを使用しています。この着脱式のホールソーは様々な大きさの刃でも簡単に付け替えることのできるタイプで、汎用性が高いのでおすすめです。

刃の装着

刃の装着は至って簡単でそのまま差し込むだけで装着することができます。

刃の取り外し

刃を取り外すときはシャンクと刃をひねりながら外すとうまく外れます。

このように矢印の部分を合わせた状態で引っ張ると外すことができます。

インパクトドライバーへの装着

今回はインパクトドライバー用のビットを用いていますが、電気ドリル用のチャックもあり、どちらにも取り付けることができるので非常に便利です。

インパクトドライバーの装着はこのようにドライバーの先端を引っ張ると差し込むことができます。

外すときもこのドライバーの先端を引っ張りながら取り外します。

切断作業

ここで切断作業に入っていきますが、まずドリルで少し穴を開けて安定させておくとポイントがずれることなく進めることができます

次に、ホールソーで片面の半分程度まで切断していきます。

その後は反対側から同じようにホールソーで切断してくり抜いていきます。

このように両側から切断することによってきれいに切断することができます。

片側からのみ切断した場合

先程のように両側から切断せずに片側からのみ切断してくり抜くと反対側に突き抜けるときにこのように木が割れてしまうので注意しましょう。

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