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取替えからメンテナンスまで。ドアクローザーの取り付け方

ドアクローザーとは?

ドアクローザーとはドアの上部に取り付ける装置のこと。油圧を利用して、ドアの開閉速度を調節し静かに閉めることができます。玄関ドアに使われることが多い装置ですが、室内での使用もあります。お年寄りの家庭で事故を防止するためにも活用できます。

ドアクローザーの取り替え時期

ドアクローザーは、ドアの開閉によって少しずつ劣化していきます。四季の温度差が大きい日本では、ドアクローザーに使われている油が劣化し、開閉速度が変わることがあります。
一度油が漏れてしまうと、ドアクローザーに油をさすことはできません。分解や改造もできないため、ドアクローザー本体を取り替える必要があります。

特に問題がない場合でも10年ほど使用している場合にはメンテナンスをすることをおすすめします。

準備するもの

  • 定規
  • ボールペン
  • ドライバー
  • 玄能(ハンマー)
  • メジャー
  • 電動ドライバー
  • 脚立

ポイント

ドアクローザーには規格があります。今回使うのは幅広いサイズに使える汎用型ですが、中には専用規格のドアクローザーもあります。ドアクローザーを取り替える場合には、現在使っているドアクローザーのサイズや品番を確認しておきましょう。

RYOBI製
取替用ドアクローザ
S-202P C1
カラー:ブロンズ

本体カバーや本体部分に品番が刻印されていることがほとんどなので、まずは確認を。

ドアクローザーの取り外し方

今回は、アーム部分が外れてしまっているドアクローザーを新しいものと交換します。

故障したドアクローザー

まずは、古いドアクローザーを取り外します。ドアの高さがある場合には、脚立を使いましょう。

ブラケットを外す

ドアを固定し、上部のブラケットと呼ばれる部品を取り外していきます。ブラケット取り付けネジを、ひとつずつ外しましょう。順番は関係ないので、外しやすい箇所から作業してください。

 

ポイント

叩いて取り外します。

ドアクローザーのネジは、粉塵や露によって接合部分にサビが発生し、固まってしまうことがあります。電動ドライバーなどで無理に外そうとするとネジ山をなめてしまう恐れもあります。
ネジ山をなめてしまうと部品の取り外しが困難になってしまうため、手回しで作業を行います。
ネジが錆びてしまっているなどの症状があれば、ネジ穴にドライバーを差し込み、下から玄能(ハンマー)で軽く叩いていくと無理なくネジを外すことができます。このとき、ドライバーを持つ手にはネジを外す方向に力を加えつつも、力づくで回さずに玄能(ハンマー)による力を利用し少しずつ回していくのがポイントです。

本体カバーを外す

今回取り外すドアクローザーには、本体の側面に取付ネジがついています。本体側面にはいくつかのネジがありますが、このうちドア側の大きなふたつのネジが取り付けネジです。こちらも順番は関係ないので、側面からひとつずつ外していきましょう。

本体カバーの取り外し

ネジを取り外すと、本体カバーをスライドさせることができます。本体カバーは引っかけてあるだけなので、ネジを外すしたのち手前に引くことで外すことができます。

本体カバーを外すと、本体が見えてきます。次に、本体のネジを外しましょう。

本体取付板を外す

取付板

本体取付板は4つのネジで留められています。特に順番は関係ないので、こちらも取り外しやすい箇所から作業しましょう。本体取付板と、その下の部品を全て取り払います。

取り外し完了

新しいドアクローザーの取り付け方

部品の確認をする

部品の確認

いよいよ新しいドアクローザーの取付を行います。ここでは、今回使用するRYOBI製取替用ドアクローザ(S-202P C1)の取り付け方を説明しますが、別の製品を使用する場合にはお手持ちのドアクローザの説明書を一緒に確認しながら進めてください。

まず、本体を箱から取り出したら、ドアクローザー本体、本体取付板、アーム、ブラケットなどのパーツがしっかり揃っているかを確認します。

固定金具の取付のための下準備

本体取付板セットを部品に分ける

部品をバラす

ドアクローザーは、商品の状態ではスライド取付板セットとして固定金具や固定板などの部品が仮止めされています。取付の前に、部品を解体しましょう。

ブラケット取付面からの寸法を計る

採寸します。

ブラケット取付面から、ネジ穴までの位置である「C寸法」を計ります。使える穴が決まっているため、調べた寸法を説明書に書き込んで確認をしましょう。

説明書の確認

今回は、C寸法が45ミリだったので使用する取付孔はbになります。

スライド取付板セットを取り付ける

スライド取付板セットの取付

先ほど調べた取付孔であるbに合わせて、固定金具を取り付けていきます。スライド取付板には、両矢印マークが刻印されています。

マークの確認

このマークの中心がブラケットの中心がくるように合わせ、スライド板を取り付けていきましょう。スライド取付板の上に、固定金具を取り付けます。

ブラケットを取り付ける

ブラケットの準備

ブラケットをドアの上部に取り付けていきます。ブラケットは、ネジを緩めることで蟹の爪のように開閉をすることができる部品です。まずはドアの穴に合わせ、ブラケットの角度を調整します。

ブラケットの接合部分のネジを緩め、ドアの上部に空いた穴に取り付け穴を合わせましょう。ドア上部にブラケットを取り付けたら、中心部端のネジを締めて固定します。

ブラケット取付

本体カバーを取り付ける

本体取付板の上に、本体カバーを引っ掛けるように取り付けます。カバーを取り付けたら、本体側面にある固定ネジを締め、本体をドアに固定しましょう。

アームを取り付ける

アームの取付

いよいよ本体とブラケットをつなぐ、アームとリンクを取り付けていきます。本体上部に取り付けネジがあるため、脚立を利用しましょう。

ドアと平行にする。

 リンクはドアと平行になるように注意しましょう。リンクはネジの要領で長さを調節することができるので、アームとリンクが合わさるまで長さの調節を行います。長さが決まったら、リンクをアームに差し込み、固定します。

本体カバーのキャップをつける

完成!

 本体下部の軸がむき出しになっているため、キャップをはめれば完成です。

ドアの開閉速度を調整する

無事にドアクローザーの取付ができたら、仕上げにドアの開閉速度を調整してみましょう。本体部分には、3ヶ所の速度調整弁が付いています。

速度調節

プラスドライバーで速度調整弁を調節することで、速度を変えることができます。第1速度区間・第2速度区間・第3速度区間の3つに分かれているため、希望の速度になるように調整を行います。

速度調整弁は、ビスを緩めると早く、締めると遅くなります。ドアを90°まで開いた状態から手を離し、ドアが完全に閉じるまで5〜8秒が適正と言われています。

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