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3点ユニットバスの壁にダイノックシートを貼る方法

はじめに

賃貸住宅の退去工事で浴室の壁にダイノックシートを貼りました。

賃貸住宅のリフォームではコストと入居者満足度を天秤にかけた費用対効果を考慮して行う必要があります。3点ユニットバスのダイノックシート貼りは安価な割に、入居者からの印象が良く、費用対効果の高いリフォームといえます。

使用する工具

スキージー

ダイノックシートと下地材の間の空気を抜くために、シートの上からこするようにして使います。





プラスチック製ヘラ(通称:ファスカル)

厚みが1cmのプラスチック製のヘラです。部屋の角などでシートを切断する際に、シートを重ねるための1cmの余りを残して切るために使います。

立ち上げ

シートを、壁の入り隅に押し込むときなどに使います。

地ベラ

入り隅の部分で余分なシートをカットするために使います。

ヒートガン

仕上げの際に熱を加えて圧着させるために使います。

シンナー

下地材の汚れや脂を取り除くために使用します。この作業をしっかり行わないと仕上がりが汚くなってしまいます。

プライマー

シートの粘着力をより高めるために、下地材に塗る接着補強材です。今回は浴室で、水濡れしやすい箇所ですので使用しています。

ボンド

タイル面に下地のボードを貼り付ける際に使用します。

コーキング

ダイノックシートの端から水が侵入しないよう、防水処理に使用します。

作業手順

  • 採寸
  • 下地材カット
  • 下地材貼り付け
  • 下地調整
  • ダイノックシートカット
  • ダイノックシート貼り付け
  • コーキング

凹凸のない壁であれば、直接ダイノックシートを貼ることができるのですが、今回はタイル貼りで凹凸があるため、最初に下地材を貼り、その上からダイノックシートを貼ります。

採寸・下地材カット

はじめに、壁に空いている配管の穴の位置を確認して、下地材をカットします。
今回は、採寸・施工を行う方と、採寸した図面を元にカットする方の2名で作業を分担して行っています。

このような採寸結果を渡して、

その通りにカットしていきます。

トイレのタンクの配管のためのパイプ穴を開けておきます。

カットできたら、ボンドを満遍なく塗り、壁に貼っていきます。

下地調整

下地材を固定できたら、表面の汚れや脂をシンナーで拭き取ります。拭き取りには、ウエスやキッチンペーパーなどホコリの出ないものを使うと良いでしょう。
表面に手の脂が残っていると、この後にダイノックシートを貼った際にその部分に空気が残りやすく、仕上がりが悪くなってしまいます。この脱脂作業は丁寧に行いましょう。





下地材貼り付け

プライマーをハケで塗ります。この際、下地材の全面に塗ってしまうと粘着力が強くなり過ぎてしまいます。
貼り付けの際に微調整が効くように周辺部のみに塗っていきます。

プライマーを塗った後、完全に乾燥させます。施工環境や湿度等により乾燥時間は異なりますが、15~30分程度、乾燥時間を取ります。なお、冬季は乾燥しづらいので、1~3時間ほど必要になる場合があります。

ダイノックシート貼り付け

ダイノックシートを貼ります。
まずは上側と奥側の2辺の端から15cm程度、裏面の離型紙(剥離紙)を剥がして位置を微調整しながら徐々に貼り、曲がらないようにまっすぐに位置を固定します。
この、位置を固定することをきめといいます。

きめが終わったら少しずつ離型紙を剥がしながら、スキージーで抑えて貼っていきます。空気が残らないように丁寧に空気を逃します。

上から始めて、

徐々に下に進んでいきます。





下地材の継ぎ目にはジョイナーがあり、出っ張っているので、より丹念に空気を抜きます。





ジョイナー部分です。
ヘラで丁寧に圧着することで、空気が入っておらず、きれいな仕上がりです。

下まで貼れたら、ヒートガンで熱を加え、圧着して仕上げます。









陰になっていますが、地ベラでおさえながらカッターで端を切り落としています。





入隅部分で、プラスチック製のヘラで1cmの余白を残して切り取ります。

巾木部分の余剰部分も切ります。巾木との境目は防水のため、最後にコーキングを打ちます。





完成写真

奥の一面をアクセントクロスのように濃い色にすることで、奥行きが出て浴室が広く見え、高級感も出ています。





ダイノックシートは撥水性・耐熱に優れているので浴室で頻繁に水に濡れてもめったに剥がれることはありません。ユニットバス交換をせずにお風呂のリフォームをする際にはオススメのアイテムです。

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