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収納扉の建て付けが悪い!スライド蝶番(丁番)の調整・交換方法

はじめに

今回は、収納扉などの建付けが悪くなったときの対処方法として、スライド蝶番の選定方法と取り付けた後の建て付け調整方法をご紹介します。

収納扉はスライド蝶番(丁番)という部品で収納棚本体と接続されています。手順さえ把握すれば、誰でもドライバー1つで簡単に交換・調整することが出来ますので、DIYの参考にしてみてください。

スライド蝶番とは

通常の蝶番

蝶番とは開き扉を本体部分と繋ぎあわせて扉をスムーズに開閉させる部品のことで、スライド蝶番はそれらの一種です。

スライド蝶番

通常の蝶番とスライド蝶番の違いは、開く角度が制限されるかされないかです。

通常の蝶番は開く角度を制限する機構は持ち合わせていませんが、スライド蝶番には開き角度の制御機構が付いています。
各メーカーの設定によって様々ですが、90度〜180度が各メーカーで多く取り扱っている種類です。

スライド蝶番の選定方法

まずはスライド蝶番の選定方法を確認しましょう。
スライド蝶番はサイズや種類があります。その選定を間違えてしまうと交換ができないので注意して選定しなければなりません。

以下ではすでに取り付けてあったスライド蝶番が壊れた際の選定方法をご紹介します。壊れたスライド蝶番を取り外して、以下を確認してください。

カップのサイズを測る

まずはじめにスライド蝶番のカップ径を測りましょう。

スライド蝶番の裏側で、赤丸部分がカップです。

収納扉にはカップが避けられるように穴が空いていて、それに合うカップ径があります。
カップ径は26ミリ、35ミリ、40ミリの三種類が一般的です。

かぶせを見分ける

次にかぶせの種類を見分けます。
かぶせとは、側板に対して扉がどの位置にいるのか表現しているものです。
かぶせは3種類あり、全かぶせ、半かぶせ、インセットに分けられます。

かぶせが何かを判断するためには、壊れたスライド蝶番を一旦折りたたみます。

赤い線より左側に側板がつけられます。

赤い線と青い線の位置を測ります。
上記の長さとカップ径がどのような関係かでかぶせの種類がわかります。

下記表は赤い線を軸に青い線がどこにあるかでかぶせの種類を判断できるものです。

カップ径 全かぶせ 半かぶせ インセット
11〜14ミリ青い線が左にある 1〜4ミリ青い線が左にある ちょうど同じところに青い線がある、もしくは青い線が右にある
12〜17ミリ青い線が左にある 3〜7ミリ青い線が左にある ちょうど同じところに青い線がある、もしくは青い線が右にある
16〜19ミリ青い線が左にある 6〜10ミリ青い線が左にある ちょうど同じところに青い線がある、もしくは青い線が右にある

キャッチがあるかないか

キャッチ機能とは扉が閉まりきったままの状態を保つものです。この機能は扉を開け閉めした際に抵抗感があるかどうかで判断することができます。
もしも抵抗感がある場合はキャッチ機能があるスライド蝶番です。

蝶番でなくてもキャッチ機能を保つものがあり、マグネットキャッチローラーキャッチなどがあります。これらが棚や扉にない場合は必ずキャッチ機能ありのスライド蝶番を選定することをお勧めします。

選定方法のまとめ

以上でスライド蝶番の選定方法は終了です。
扉の蝶番は一つだけ故障したとしても、その扉に付いている蝶番全て交換するようにしてください。一つだけ交換してしまうと、開いた際の角度が合わなかったりして故障の原因となります。

ざっくり言うと
  • カップ径の大きさを確認します
  • かぶせの種類を確認します
  • キャッチの有無を確認します
  • 扉に付いている蝶番の数分注文しましょう

建て付け調整方法

次は、建て付け調整の方法をご紹介します。

現状

まずは建て付け調整を行う収納扉の現状を確認しましょう。

遠目で見ると、一見何も問題ないように見えます。

しかし扉の上部の隙間を確認すると、
右側の扉の位置が左側の扉と比べて低くなってしまっているのがわかります。

次は扉の下部を確認します。
扉の下にある引き戸とのスペースがないほど、扉が下がってしまっています。

今回の例は特にひどく、扉と一緒に下段の引き出し部分が一緒に開いてしまっていました。

なので今回は右側の扉を例に、建付け調整の仕方を説明します。

必要な工具

プラスドライバー

建付けの調整の仕方

蝶番のネジ調整

施工前に、調整するためのネジの位置と調整方法を確認します。

扉を開いた状態で確認します。
写真の赤い丸の中にあるネジ二つが調整用ネジです。

奥のネジは棚本体と扉のスペースを調整するためのネジです。

このネジは固定されています。
なので全て緩めた後に、手で写真の矢印の方向に調整しましょう

手前のネジは扉を左右に調整するためのネジです。

このネジは締込み具合によって建付けが調整されます。
締め込むと写真奥側に、緩めると写真手前側に調整されます

二つのネジによって調整される動きは、扉を閉じた状態だと写真のようになります。
調整する際には、扉を開いたり閉じたりして確認しながら位置調整しましょう。

蝶番は扉の上下に1つずつ付いている為、上下のバランスによって扉の角度を変えたりする事もできます。

またネジが3つある蝶番もあります。
この場合奥と手前のネジは同じ作用をし、真ん中のネジは手前のネジと異なり扉を上下させることが出来ます。

実際にやってみる

先ほど見ていただいた棚は、右側の扉が調整必要です。
左寄りで反時計回りにずれており、手前に浮いてしまってます。

なので時計回りに角度をつけ、奥にやるために上の蝶番の奥のネジと手前のネジを少し締めます。

奥のネジを締める前はこの程度隙間が空いていました。

奥にやるために上の蝶番の手前の調整ネジをすることで対応しました。
少し隙間が無くなったことが分かります。

同じように、上の蝶番の手前のネジを調整して扉を時計回りに角度を付けます。

これで扉を開け閉めして、動きを確認します。
動きがスムーズになれば完了です!

まとめ

今回はスライド蝶番の選定方法と建て付け調整をご紹介させていただきました。
これらで自宅の収納扉のトラブルにも対応できますので、ぜひ覚えておいてください!

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