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第7回 入隅の収め方

今回から壁を貼っていきますが、まずは入隅です。入隅にはそのまま1枚でつなげて巻く貼り方と切って2枚で巻く貼り方があり、後者にもさらに細かな種類があります。どういうケースではどう収めるかを解説してきます。

入隅とは

念のため入隅とはなにかについてもう一度確認しておきましょう。
壁同士がぶつかって部屋の外に対して突き出た角が入隅(いりすみ)です。



壁の名称説明

◯詳しくはこちら↓

クロスの種類について クロス貼り替えの基礎知識

クロス貼り替えに必要な情報をまとめています。今回は基礎知識として、貼り替え前に知っておくべきクロスの種類(ビニールクロス、布クロス、量産品、一般品など)と壁の部位ごとの名称です。

クロスの種類について  クロス貼り替えの基礎知識
2015/11/04 02:51

入隅までしっかり綺麗にクロスが貼れて、よじれたり隙間が空いていないようにします。これを入隅を収めるなどといいます。

今回は正しい収め方を3つ紹介します。それぞれの違いに注意してみてください。

収め方1 1枚で巻く

入隅でクロスを切らずにそのままつなげるパターンです。まずは小さいクロスで説明します。

右から貼る

普通右から貼っていくので今回も右の面から貼っています。

地ベラで隅を出す

左にも

そのまま左も貼ったら、上から地ベラを押し付けて隅までくっつけます。
ちなみに普通入隅は角ベラでしごきますが、ここでは地ベラをスライドさせずに押し付けていくのが推奨です。
角ベラだとクロスが破けることがあります。

角ベラでビリっと破けてしまった例です。

パターン1仕上がり

これで一つ目の仕上がりです。

1枚がつながっているので単純だし仕上がりもよく見えます。しかし、つなげて貼る場合はいくつかのリスクやデメリットがあります。

入隅が曲がっているとき

リフォームでは住宅の壁がゆがんでいることが多々あるので、まっすぐに見えても微妙に入隅が曲がっていることがあります。このとき1枚で貼っていると歪みやよじれが分散できないので仕上がりがよじれることもあります。

あとあと隅が浮いてくる

巻いて貼っていると切ったときよりも入隅が浮いて剥がれやすくなります。

上から見た図

上から見た図です。この隅を押さえる力がないので丸くなりやすいです。
隅が丸くなると見た目の印象がけっこう悪くなります。

補修しづらい

賃貸などでは汚れた箇所だけ補修・貼り替えを行うことも多いですが、その際に最初から切れていたほうが片方だけ補修するのに都合が良いです。また、ここがつながっていると地震などでよじれたとき張り替える面積も大きくなります。

収め方2 切って隙間をコーキングする

これは賃貸では最も一般的な貼り方だと思います。というのはこの収め方ではコーキングを使うので白い無地のクロスが一番合うからです。

1枚目を貼る

1枚目を貼る

同じように右側から1枚目を貼ります。

端を切る

入隅に合わせて地ベラを当てて切ります。このとき使う地ベラは薄ベラです。

ヘラを当てて切るときは必ずヘラの厚みを出したいので、カッターを寝せて切ることです。カッターが持ち上がっているとヘラの先に入り込んで、ヘラの厚みより薄く切れたり不均一になります。

2枚目を貼る

2枚目

左から2枚目を貼ります。

2枚目を切る

また薄ベラで切ります。
隅でぶつかるクロスは両方薄ベラで切ったわけです。

隙間ができる

隙間ができる

どちらも薄ベラで切ると入隅にはかすかな隙間ができます。この隙間を残すと剥がれてくるので、これを埋めます。

コーキングする

コーキングする

ジョイントコークという水性コーキングを使います。これには何種類か色がありますが、当然ここでは白いコーキングを使っています。
なるべく同じ量で一直線でピーッと引くのがコツです。

これで終わりです。この方法は仕上がりも良く補修もし易い方法ですが、コーキングの色とクロスの色が合わないとコーキングが目立ってしまいます。

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