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マンションによくある収納扉にダイノックシートを貼る施工を解説しています。この手の収納扉は汚れが目立つとき、主に (1) 塗装するか (2) シートを貼るか (3) 扉部分を交換するという選択肢がありますが、交換は同じものを探すのにコストがかかり、塗装はムラができて仕上がりが綺麗にならないことがあります。シートは耐久性もあり仕上がりも均一になるのでおすすめです。

アクリル板を貼る

戸の表面にガラリ(収納内の換気のための横穴)があり、ここにそのままシートを貼ると横にスジになってしまい見栄えが悪いので一度アクリル板を表面に貼ることにしました。

収納扉の取っ手を外す

収納の取手部分を外します。これは後から取り付け直します。

収納扉の取手

収納扉の幅・高さを測る

扉ごとの幅・高さを測ります。すべて同じサイズであることが多いと思います。実際今回も4枚の扉のサイズがすべて一致しました。

幅と高さを測る

両面テープを貼る

アクリル板を貼るため、扉部分に両面テープを貼ります。

両面テープを貼る

だいたいこのくらいまで貼ったらOKでしょう。

マンションの収納扉

アクリル板を切る

扉の幅ちょうどに合わせてアクリル板を切ります。メジャーで測り鉛筆で切るラインに目印します。

切る部分に目印する

定規を当ててプラスチックカッターで切ります。プラスチックカッターは先端がカギ状になっていて、切るというより細くプラスチックを削り取るような工具です。

プラスチックカッター

定規に沿って軽く削り、ある程度ラインができたら力を入れて深く削ります。

定規はずれやすいので膝や足で固定すると良いです。

プラスチックカッターで切る

アクリル板を貼る

切ったアクリル板をドアに沿って貼り付けます。このとき間違えてしまうと修正が難しいので慎重に行いましょう。コツは上半分だけをまず正確に貼るようにして、上でしっかり合わせて後は流れで下まで貼ることです。

アクリル板を貼る

収納の高さに対してアクリル板の長さが足りなかったので、小さいアクリル板を貼り足します。一枚で貼るのがベストですが結局ダイノックシートで上からカバーされるので分割して貼ってもあまり問題はありません。ただしシートの表面にこの継ぎ目の線が浮いてしまうことがあるので、そうなってしまっても目立たないよう下側でつなげています。

アクリル板を貼り足す

アクリル板を削る・サンダーをかける

貼り終えたら収納扉を開け閉めしてみてください。扉表面が若干厚くなったので扉がひっかかることがあります。また貼り付けでどうしても多少曲がってはみ出てしまうこともあるので、大きくはみ出ていたらカッターで成形し、あとはサンダー(紙やすり)を戸と建具枠の間に入れてプラ板を削って調整します。

ヤスリがけ

ダイノックシートを貼っていく

プライマーを塗る

ダイノックシートの食いつきをよくするためにアクリル板の四辺を重点的にプライマーを塗ります。プライマーは布のウェスに缶から取り出したものを染み込ませて塗っています。施工範囲が広いのでハケよりもウェスのほうが早く塗れます。

プライマーを塗る

シートを貼る

シートを切って準備し貼っていきます。定規とカッターを使って切るだけなので切り方は省略しますが、ここで重要なのは切る長さです。というのは、今度はアクリル板と違って扉にぴったりのサイズではありません。扉の側面の細い部分にも貼ってやる必要があります。(これを巻くといいます)

巻く長さに加えて貼った後にはみ出たシートを切るので、その分の余裕も足してください。

シートはまずシートの30cm~50cmほど裏紙を剥がし、上で一点を貼ってそこからよれないようにピンと伸ばして、貼り付いた面を広げるイメージで貼ってください。

シートを貼る

シートとアクリル板がずれないか心配なら裏紙を剥がす前に一度貼り付ける位置を合わせてみてマスキングテープで目印にしておくとよいでしょう。

マスキングテープで目印

これは布を巻いたスキージーです。布が巻いてあることで、完全に貼りつかずシワになったり空気が入った際にその部分を剥がしてやり直すことができます。

布巻きのスキージー

ある程度貼れたらあとは流れで下まで貼れます。このとき小さな空気が入ってもあとで硬いスキージーで擦ればたいてい消えるので問題ありません。

上から貼っていく

下まで貼ったら扉の辺に沿ってカッターで切ります。(下は見えないので下に巻く必要はありません)

カッターで切る

スキージーで圧着

今度はプラスチックの硬いスキージーで表面をこすります。これでシートと下地がピッタリと圧着します。小さい気泡やシワはこのスキージーで擦ると消えます。大きいものはカッターで小さく穴を開けて擦れば空気が逃げて目立たなくなります。

スキージー

扉の側面に巻いていく

収納扉を開いたときに見える扉の側面(厚さの部分)に今貼ったシートを巻いていきます。まずはシートが貼り代に対して長いので少し切っておきます。

切っておく

ドライヤーを当てて熱を加えます。ダイノックシートは熱を加えると柔らかくなる性質があります。薄いプラスチックのようなものなので、熱したプラスチックがぐにゃっと変形するようなイメージです。

今回、側面の部分は平面でなく微妙な段差があったのでこのように熱を加えて貼っていくことで微妙な形状にフィットさせています。

ドライヤーを当てる

柔らかくなったシートを指で貼り付けます。下地の形状が平面でなければ指で貼ったほうが綺麗に貼れます。

指で貼る

はみ出た部分をカッターで上から切ります。

はみ出た部分を切る

蝶番の部分は地ベラを当てて切ります。

地ベラを当てて切る

最後に上のはみ出た部分をツラで切ります。

上のはみ出た部分を切る

その他の作業

あとは同じように他の戸を貼れば完成です。

他の戸を貼る

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