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古くなった下駄箱を補修・再生したい ダイノックシートの貼り方

カビが生えて捨てる予定だった下駄箱に、余ったダイノックシートを貼ってリメイクしました。ダイノックシートはプラスチックのシートなので、一度貼ればそこにカビが生えることはありません。今回は手間の関係上外側だけに貼っています。

使ったもの

  • ドライバー
  • ダイノックシート
  • プライマー
  • うすめ液
  • ウェス
  • カッターナイフ
  • 竹ベラ(あると良い)
  • スキージー
  • 地ベラ (あると良い)
  • 定規

カビを落とす

ひどくカビが生えてしまっているので、まずカビや汚れを落とします。

うすめ液を含ませたウェス(布)で拭きます。カビは細菌なので、うすめ液で死滅します。





扉の金具を外し、収納の仕切り板も外します。今回取り外しには電動ドライバーを使いましたが、逆に取り付けのときには絶妙な加減でネジを調整する必要がありハンドドライバーを使っています。なのでどちらかを用意する場合はハンドドライバーを用意しましょう。

拭きとるだけである程度綺麗になりました。

プライマーを塗る

プライマーはダイノックシートと下地の板材の圧着を良くします。塗らない施工もあるようですが、時間が経ってシートの縁が剥がれてくるのを防止するために塗ることを推奨しています。
プライマーを塗ったら急ぐ必要はないですが30分以内をめどにシートを貼るとよいでしょう。

プライマーはハケで塗ってもいいのですが、ウェスを使ったほうが早くて広範囲に塗れるということでウェスを使いました。

シートが剥がれやすい部分、つまり縁や角が圧着を高めたい部分なので、そういったところを入念にウェスで塗っていきます。

割り当て

シートをどのようにカットするかを考えます。
今回この施工は余った資材で行うサービスだったのでひとつなぎのシートを使わず、面ごとに細かいシートを使って貼っています。

シートには裏紙が貼ってあるので、剥がさずに配置してみて1枚でどう貼れるかを確認して下さい。分割せずに1枚で横と天板を貼ることもできます。剥がれるときは継ぎ目から剥がれるのが普通なので、継ぎ目が弱い構造の場合は一枚で貼ったほうがよい場合もあります。

貼り付け

用意出来たシートから貼ります。
貼るときはまず裏紙を一部剥がし下地の角や縁に注意しながら、曲がらないように貼ります。

少し貼ったあとで歪んで貼ってしまったことに気づいた場合(歪んだままだと板のお尻で左右のどちらかでシートが足りなくなってしまう場合)、剥がしてやり直すこともできなくはありません。ただし大きく貼ってしまったあとだと難しいので、曲がってしまった方向の反対側に引っ張って軌道を修正するなどします。
いずれにせよ曲がって下や左右のシートが足りないという事態は避けたいので余白を多めに取って貼るようにしてください。

スキージーで中心から外側にエア(空気)を逃がすようにしてください。
ダイノックシートはクロスとは違い、意外と伸縮性があります。エアが少し残った程度ではスキージーで強めにこすれば簡単にエアが消えますし、大きめのものでもカッターで少し逃げ道を作ってやってからこすれば消えます。多少のシワが残っても熱で伸びるので、ドライヤーを使いながらスキージーを使えばほとんど目立たなくなります。

竹ベラで隅をつける

しっかりと美しい隅を作ってやることは美観のため、剥がれにくくするためにとても重要です。クロスで隅を出す時にも使う竹ベラで隅を作っています。ない場合はスキージーの縁などでも大丈夫ですが、シート表面にキズをつけないように注意してください。

カッターで切って折り込めるように

内側に巻き込めるように、カッターで切れ目を入れます。
切り過ぎないよう注意します。

カットする

定規か地ベラを当ててカッターが曲がらないように注意しながら切ります。

このとき、少し余白を残すようにしています。

この余白の上に側面のシートを重ね張りすることで、ここから剥がれることを防げるからです。また、角の形状を見れば分かる通り慎重に、どのようにカットして折り込めば美しく仕上がるか、時間を使ってよく考えましょう。角のカットが今回の最難関です。

側面も同様に

同様に側面も貼っていきます。

重ね張りしています。

カッターで縁を落とします。

カッターで落としきれなかった箇所はサンドペーパーで研磨します。

扉も同様に

扉も同様に貼りますが、扉には引き手と蝶番がついているのでドライバーで外します。

指でしっかり折って圧着させています。ダイノックシートはプラスチックなので、体温でも多少伸びます。





再び引き手や金具をつけました。

仕上げ

あとは仕切り板を入れて扉を付けます。付けるときは調整が必要なのでハンドドライバーを使います。

今回は外側だけに貼っていますが、中も同様にシートを貼ることはできます。ただ、面の数が増えれば増えるほど時間がかかってしまうので、妥協する場合は中はペンキで塗装してしまうのも手でしょう。

組み立てたらウェスで全体を拭いてやります。

完成

中はまだ汚い部分もありますが、以前に比べてだいぶマシになりました。

ダイノックシートは写真のように木の木目や凹凸感があり、けっこうリアルな見た目になります。数多くの酒類があり、中には金屏風のように金箔のようなシートもあります。

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